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総合環境分析ブログ

液クロ研究懇談会オーガナイザーを務めました。

日本分析化学会液クロ研究懇談会公益社団法人 日本分析化学会 液体クロマトグラフィー研究懇談会にて当社の技術部 高橋洋武がオーガナイザーを務めさせていただきました。

開催日時 :  平成27年4月21日(火)
講演会場 :  株式会社島津製作所東京支社
講演主題 :  「HPLC、LC/MS の基礎」
講演主題概説:  高橋 洋武(LC分析士初段)

 

以下、オーガナイザーを務めた高橋からのレポートです。

 

第286回液体クロマトグラフィー研究懇談会を終えて
株式会社総合環境分析 技術部技術二課 主任 高橋洋武

 2015年4月21日に㈱島津製作所東京支社(東京都千代田区)で、第286回液体クロマトグラフィー研究懇談会「HPLC、LC/MSの基礎」が開催されました。液体クロマトグラフィー研究懇談会とは、日本分析化学会の研究懇談会であり、月1回のペースで懇談会を開催するなど、日本分析化学会の懇談会の中で精力的に活動している懇談会の一つです。
 私は、液体クロマトグラフィー研究懇談会の役員として2014年11月から活動しており、その一環として第286回研究懇談会のオーガナイザー(世話人)を務めることとなりました。お話を頂いたのが、毎月行われる運営委員会に役員として初めて出席した時(昨年11月)であったため、若輩者である自分に務まるか、少なからず不安を覚えました。
 オーガナイザーの役割として、講演主題、開催日の決定や、講演者の決定、講演会場や情報交換会の会場確保、懇談会当日の司会進行等が挙げられます。まず、最初に悩んだ点は講演主題の決定です。講演主題を何にするかによって、何に焦点を当てた懇談会にするかが決まるため、とても重要なポイントだと思われます。いくつか候補を考えましたが、年度初めの開催ということから、基礎に焦点を当てた主題を選びました。私自身も、HPLC、LC/MSの基礎内容を再確認出来ればという狙いもありました。次に悩んだ点は、講演者の決定です。講演者は、日本分析化学会の分析士の資格を有する方という制限があり、液体クロマトグラフィー研究懇談会の役員会に所属している方へお願いするケースが多いです。今回、講演者を募る際に、HPLC、LC/MSを構成する各セクション(水、試薬、カラム、検出器等)で一題ずつ講演者が集まればと思ってアナウンスした所、快く講演を引き受けて頂けた方々が多く、スムーズに準備を進めることが出来ました。
 懇談会当日は、計53名の参加があり、比較的若い方の参加が多い会となりました。講演内容は、HPLC、LC/MSを使用する上で必要不可欠な基礎的な内容でありました。個人的には、特にMS検出に関する知識が不足していると感じているので、イオン化の基礎的な話を聴けてとても勉強になりました。懇談会自体も、質疑応答の時間はもちろん、休憩時間や会終了後にも講師の方々と質問や意見交換をしているのが見受けられ、参加者の方にとっても有意義な懇談会になったのではないかと思います。また、情報交換会で名刺交換された方から、後日に懇談会の御礼のメールを頂いたので、オーガナイザーを務めて嬉しく思いました。
 今回、初めて社外の催し物の世話役を務めた経験を忘れず、今後も様々な仕事に挑んでいきたいです。

日本分析化学会液クロ研究懇談会の様子

液クロ研究懇談会の様子

ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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