建設発生土分析・残土分析

建物の建設時や工事等の時に残土（建設発生残土）が発生します。
残土は自治体等の所定の受け入れ地に搬出しなければなりません。受け入れ地によりそれぞれ分析項目や基準等が異なりますが、総合環境分析では受け入れ地それぞれに対応した分析が可能です。
また総合環境分析では、専用の土壌前処理室を設け、効率化を図り、大量検体の分析体制を整えております。
化学試験のほか土質試験（物理性状）についても合わせて承っております。お気軽にご相談下さい。

建設発生土の搬出まで流れ

搬出先（受入地）との協議・計画書届
搬出先（受入地）によって必要な書類や分析項目が変わります。
まずは搬出先をご確認下さい。

土壌試料採取
お客様で採取していただく事も総合環境分析で採取する事もどちらでも対応可能です。

分析
搬出先（受入地）の仕様に基づき分析します。速報が必要であれば対応します。

報告書提出
搬出先（受入地）の仕様に基づき報告書を作成し納品いたします。

必要書類の提出
搬出先（受入地）の仕様に基づき必要書類をご提出下さい。
その中に当社が発行する計量証明書も含まれます。

許可

搬出

試料の採取及び分析

受入れ地によって採取頻度、採取方法等の仕様が異なりますので、確認が必要です。
総合環境分析では受入れ地ごとに合わせた試料の採取及び分析が可能です。
分析項目も受入れ地によって変わりますので、まずは搬出先（残土受入れ地）をご確認下さい。

【依頼書ご記入のお願い】
お客様にて採取される場合、分析依頼書をご記入いただき、試料と一緒に同封してください。受入れ地によって証明書に記載する情報が必要となりますので、ご協力をお願いいたします。

分析項目（参考）

首都圏の各自治体では建設発生残土の受け入れ基準を条例で定めています。
それぞれの様式に対応した地質分析（濃度）結果証明書及び検査試料採取調書が必要になります。
下記は参考として千葉県の残土受入基準となります。
分析項目も搬出先（受入れ地）によって異なりますので、遠慮なくご相談下さい。

千葉県残土受入れ基準（参考）
分類		分析項目	単位	基準値
溶出試験		カドミウム	mg/L	0.01以下
		全シアン	mg/L	検出されないこと (0.1未満)
		有機燐	mg/L	検出されないこと (0.1未満)
		鉛	mg/L	0.01以下
		六価クロム	mg/L	0.05以下
		砒素	mg/L	0.01以下
		総水銀	mg/L	0.0005以下
		アルキル水銀	mg/L	検出されないこと (0.0005以下)
		PCB	mg/L	検出されないこと (0.0005以下)
		ジクロロメタン	mg/L	0.02以下
		四塩化炭素	mg/L	0.002以下
		1、2-ジクロロエタン	mg/L	0.004以下
		1、1-ジクロロエチレン	mg/L	0.02以下
		シスー1、2-ジクロロエチレン	mg/L	0.04以下
		1、1、1-トリクロロエタン	mg/L	1以下
		1、1、2-トリクロロエタン	mg/L	0.006以下
		トリクロロエチレン	mg/L	0.03以下
		テトラクロロエチレン	mg/L	0.01以下
		1、3-ジクロロプロペン	mg/L	0.002以下
		チウラム	mg/L	0.006以下
		シマジン	mg/L	0.003以下
		チオベンカルブ	mg/L	0.02以下
		ベンゼン	mg/L	0.01以下
		セレン	mg/L	0.01以下
		ふっ素	mg/L	0.8以下
		ほう素	mg/L	1以下
含有量試験	農用地田に限る	砒素	mg/kg	15以下
含有量試験	農用地田に限る	銅	mg/kg	125以下