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総合環境分析ブログ

受注事例 排水処理方法をご検討中のお客様から

弊社ホームページを見て下さったお客様からのお問い合わせで、製造工程内で発生する排水の検査のご依頼を受けました。

今回、お客様のご依頼の目的は濃縮した排水の数値を把握し、今後排水基準を満たすまでにどのような処理方法を検討していくという、いわば実験的分析になります。

そしてご依頼された試料がこちら。

お預かりした試料は2種類あって、それぞれ原材料の異なる製造工程内の排水です。色が付いていて少し甘いにおいがします。

試験項目は、水質汚濁防止法に含まれる生活環境項目15項目の他に、原材料に含まれる可能性がある有害物質を含めた計19項目の試験を行いました。

 

今回は、生活環境項目に含まれるCOD(化学的酸素要求量)についてご紹介します。※BOD(生物化学的酸素要求量)の検査方法については、【受注事例】排水中のBOD分析を参照して下さい。

COD(化学的酸素要求量)の試験方法「 JIS  K  0102  17. 100℃における過マンガン酸による酸素消費量」とは、試料を硫酸酸性とし、酸化剤として過マンガン酸カリウムを加え、沸騰水浴中で30分間反応させ、そのときに消費した過マンガン酸の量を求め、相当する酸素の量を表す試験です。

下の写真は酸化剤を加え、沸騰水浴中で30分間反応させている様子。

 

そして30分後沸騰水浴中から取り出した直後の様子。

直ちにしゅう酸ナトリウム溶液を加えると、試料が透明に変わります。

 

再び、酸化剤の過マンガン酸カリウム溶液を薄紫色になるまで少しずつ加えると、下のような写真になります。

このときに消費した過マンガン酸カリウム溶液の量を測り、相当する酸素の量を計算します。

2種類の試料をお預かりし7日後には19項目全ての試験結果をお客様に報告することが出来ました。

 

株式会社 総合環境分析ではお客様からの定期的な工場排水などを検査することが多いのですが、今回のような実験的分析または研究材料になる実験のお手伝いが出来ますので、そのようなご依頼がある場合は是非お問い合わせください。