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総合環境分析ブログ

2025年9月幹の会(管理職研修)

当社には「幹の会」という幹部社員グループがあり、2025年9月19日に今期2回目の管理職研修を行いました。

講師は前回に引き続き、当社の経営支援顧問である株式会社G&Dコンサルタンツの蠣崎様に講義を行っていただきました。

今回の研修は「生産性改善」と「顧客満足(CS)」の二大テーマで、社長の「現状維持では成長がない」というメッセージとともに、学びの多い機会となりました。

生産性改善研修

「知恵が出る会社」が最強の競争力
生産性改善の主たる目的は、単に効率化や残業時間の削減にとどまりません。私たちが目指すべきは「知恵が出る会社づくり」です。
知恵が生まれる社風が根付けば、スタッフ一人ひとりが「どうすればもっとうまくいくか」「どうすれば効率化が進むか」と考える思考の教育につながります。
この「全員が考える」組織文化が、競合他社には真似できない模倣困難な競争優位性を生み出すということを学びました。

部門の生産性を向上させるには、感覚ではなく数字で語ることが不可欠。

KPIによる現状把握や多角的な課題抽出、ムダの徹底排除、特に「探すムダ」は大きなコミュニケーションロスや作業の停滞を招きます。
これをなくすためには、5S(特に整理・整頓)を徹底し、考えなくても常に同じ場所に物がある状態(定位置・定品・定量)をつくる必要があります。
そして最も重要なのは、必ずスタッフを巻き込むこと。数字と改善の目的を共有し、「やらされ感」ではなく「なぜやるのか」を理解してもらい、仕事のやりがいにつなげることが、生産性向上の仕組みを定着させるうえで重要です。
また、ある程度コントロール可能な範囲で失敗を経験させ、そこからの振り返りを通じて成長させることも、幹部に求められる人材育成です。
改善手法のフレームワークも学び、実践で活用できる内容でした。

顧客満足研修

次のテーマとして、顧客満足についての研修を受けました。
大事なのは「顧客満足こそが企業存続の唯一の基盤である」という点です。従業員満足も大切ですが、まずお客様に満足していただき、売上と利益が生まれることで初めて従業員満足が構築できるという意味で、顧客満足が最優先であると再認識しました。

顧客が真に買っているもの
顧客満足の追求は、単に要望に応えることではありません。顧客は商品やサービスそのものを買っているのではなく、「費用対効果」(Q×S/P)を買っています。
これは品質(Q)とサービス(S)の掛け算を価格(P)で割ったものであり、このバランスを追求することが、顧客にとって価値ある関係を構築することにつながると学びました。
また、顧客の表面的な要望だけでなく、その分析を依頼する背景や前後の全体像、奥にある本質的な課題や潜在的なニーズを深く理解し、先回りして解決策を提案する(先回り解決)ことが求められているという点も学びとなりました。

今回の研修を通じて、私たちが目指すのは、給与や環境だけでなく、社員が「仕事のやりがい」や「働きがい」を感じられる会社です。
顧客満足を徹底的に追求し、お客様に喜んでいただくプロセスを通じて、社員自身の成長と会社の成長が生まれ、それがさらに高い質のサービスへ結びつくという好循環を生み出すことが、幹部の役割です。
数字と目的を全社員と共有し、率先して「知恵を出し」、変化を恐れず行動で体現していくこと。
この学びを現場に落とし込み、部門一丸となって、お客様により高い価値を提供できる組織を構築していきたいと思います。

自己紹介&お仕事紹介

第43期から北関東支社 技術四課の部門長に就任した大川部門長による「自己紹介&お仕事紹介」を行いました。 大学時代の話から新卒入社後の担当業務まで、幅広く自己紹介とお仕事紹介をしていただきました。
例年であれば第二部の意見交換会で行っている内容でしたが、今回は会場の都合上、会議室で実施しました。 夜は第二部の意見交換会として別会場で、幹部同士でさまざまな意見交換を行いました。 今後も定期的に管理職研修を実施し、会社の成長の原動力にしていきたいと思います。

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