一般細菌とは
🔹 一般細菌とは
飲料水や浴槽水、プール水、食品などの衛生検査で使われる微生物の総数を表す概念で、
主に「37℃で24時間培養」などの条件で、生きている細菌のコロニー数を数えます。
「1mL中に何個の菌がいたか」を CFU/mL(コロニー形成単位) で表記します。
検査の目的としては、菌の種類を特定するものではなく「汚染が進んでいるか」
「衛生管理が適切か」を判断する指標です。例えば、
一般細菌が多い=清掃や消毒が不十分で配管やタンクに汚れがある可能性があります。

検出
不検出
🔹 一般細菌が多いときの主な原因
【水道水】
・貯水槽や配管の汚れ・バイオフィルム(微生物の集合体でぬめりなどの現象)
・清掃・消毒の不十分
・温度や湿度が高く、菌が繁殖しやすい環境
・長期間の停滞水
【井戸水】
・周辺土壌の細菌由来(自然由来)
・雨水・生活排水の流入
・トイレ・浄化槽・家畜舎・堆肥場などが近くにある
🔹 対策
【水道水】
・貯水槽や配管の定期清掃・消毒
・水の滞留を防ぐ(定期的な水の入れ替え)
・塩素濃度の維持(残留塩素 0.1mg/L 以上)
【井戸水】
・井戸周囲の状況(蓋の密閉性・地表水の流入)を点検
・貯水タンク・配管・蛇口の洗浄状態を確認
・塩素滅菌器の設置
定期的な水質検査は重要となります。
それ以外にも異常を感じた時は早めに検査をすることをお勧めいたします。
その他各種検査にもご対応しておりますので
お気軽に総合環境分析までお問合せ下さいませ。






